Visual Studio Community 2013をインストールしてみる

マイクロソフトVisual Studio Professional相当の機能を実装しているIDEVisual Studio Community 2013を無料公開されました。

使用条件は色々ありますが、個人ユースであればライセンス上問題がないようなので、改めて自分の環境に入れてみたいと思います。

 

ダウンロード

まず、マイクロソフトの公開ページを開き、インストーラをダウンロードを行いましょう。

公開ページは、この記事を書いた時点ではここから行けました。

 

開いたら、「Visual Studio Community & Express」の「Community 2013 with Update 4」をダウンロードします。もしかしたら、将来的にはUpdateのRev.が上がるかもしれませんが、現時点ではこれで。

f:id:white_raven:20141116135611p:plain

メニューを開くと以下のようになりました。

f:id:white_raven:20141116135909p:plain

 IDE本体は英語のUIになっています。日本語のUIにしたい方は、一緒に言語パッケージも入手するとよいです。

 

インストール

インストーラそのものは数MB程度でした。ネットワークインストールを行うことになるので、インストールしたいマシンはネットワークにつないでおく必要があります。

 

まずは、IDE本体からインストールを行いましょう。

インストーラを実行します。

f:id:white_raven:20141116141015p:plain

インストール先を変更する場合はこのタイミングです。私はディスクに容量が十分にあったので、この階層で進めます。

下部のチェックボックスは、以下の構成です。

  • ライセンス同意
  • 品質改善プログラムへの参加同意

ライセンス同意のチェックボックスを入れると[Next]ボタンが表示されます。

f:id:white_raven:20141116141324p:plain

また、品質改善プログラムへの参加は任意となっていますので、参加したくない場合はここでチェックボックスを外します。

 

[Next]を選ぶと以下のようになります。

f:id:white_raven:20141116141547p:plain

私のインストール環境はWinodws 7だったので上記のようになっています。それ以外の環境の場合は、インストール可能な機能が増減するかもしれません。

 

インストールしたい機能を選択し、右下の[INSTALL]を選びます。

インストールが開始されると以下のような画面になるので、そのまま待ちましょう。

f:id:white_raven:20141116141929p:plain

 

ヾ(⌒(ノ'ω')ノ コーヒーブレイク

 

f:id:white_raven:20141116143756p:plain

 私の環境では、トイレに行ってなんか飲んで帰ってきたら終わっていました。

 

起動

インストール後に[LAUNCH]をクリックしていると、しばらくするとIDEが立ち上がります。

f:id:white_raven:20141116144153p:plain

予想はしていましたが、マイクロソフトのアカウントでサインインを求められました。

f:id:white_raven:20141116144305p:plain

求められるままにサインイン。

 

f:id:white_raven:20141116144623p:plain

色々入力します

 

f:id:white_raven:20141116145856p:plain

色々設定すれば完了です。

 

日本語化

IDEを終了した後、言語パッケージを適応します。

適応後、再起動を求められたら行ってください。

 

その後、IDEを起動して以下の設定をします。

メニューの[TOOLS]-[Options...]を選び

f:id:white_raven:20141116162651p:plain

 

[Environment]-[International Settings]から[Language]の設定を変更。

f:id:white_raven:20141116162725p:plain

 

[OK]を押すと「立ち上げ直したら適応するからね」と言われるので、その通りに立ち上げ直します。

f:id:white_raven:20141116162935p:plain

 

お、なんか日本語になりましたね。

f:id:white_raven:20141116163101p:plain

これでセットアップは以上です。

 

後はよしなに。

 

ではでは。

IT業界の多重下請け構造が発生してしまう一つの見解

やあやあ。

 

このネタは、paizaさんの所の「IT業界の『多重下請け構造』は社会悪になりつつある」とい記事を読んだ後、ぼーっと思いを巡らせて、その時自分の中で思いついた事をあくまで私の個人的な見解と偏見で書き殴っただけのお話です。

 



IT業界の『多重下請け構造』は社会悪になりつつある - paiza開発日誌


 

尚、この記事に対する見解ではないので悪しからず。

 

 

多重下請け構造の定義については既に分かっているものとして話を続けます。

 

これがなぜ起きるのか、ですが、それは儲けて食っていくる為であると考えます。

 

 

儲ける為の多重下請け構造

仮に、4人で取りかかる程度の案件が存在すると仮定しましょう。

発注先から1次受けの企業へ、一人頭月に100万円払う事になった場合、4人働かせれば400万円を月に受け取ることになります。

IT業界ではこの考え方を「人月」と表現し、発注元へ「うちでは月当たり一人頭おいくら必要ですので、何卒お納めください」という説明や、社内での売り上げ予測に使用することになります。

 

さて、この100万円の内、粗利を30%生み出そうと考えると、人件費は月に一人頭70万円程度で抑える必要が出てきます。

人を一人雇うと、会社は色々な経費を払う必要が出てきます。

先ずは給与。残業もするだろうと仮定し、月換算で40万円程貰っているものとします。これで残りは30万円。

健康保険、厚生年金、社会保険、通勤費、その他福利厚生費用を諸々含めると、まあ給与の4割程度でしょうか。分かりやすく15万としておきましょう。残りは15万。

一見、「この15万丸儲けでは?」と考えられますが、実際には会社の運営費や耐久消費財への投資、もっと給料を貰っている層への補填、上場企業であれば配当も発生しますね。何だかんだで使われて、そこまで残らないんじゃないですかね。

 

当然、デスマーチになれば残業代が跳ね上がるので、粗利から出していく事になるでしょう。

 

これを、4人中3人を月に80万円で賄える会社の人に置き換えるとどうでしょうか。

月単位の粗利(30万円×3名)から、利ザヤ(20万×3万)に置き換わるので一見、月辺り一人頭10万の損のように見えます。

 

ここで残業が増えた時のことを考えましょう。

月に100万円の人が残業をすると、一時間当たり2500円払う事になっていると仮定。また、この残業代にも会社は別途経費をpayすることになるので、2割増で払う事になるとしましょう。深夜残業による割増し計算も必要ですが、いったんここではざっくり計算なので目をつむります。

すると、3000円(= 2500円×1.2倍 )で、33時間以上残業すればそのマイナス分を上回ることが分かります。毎日1.5~2時間程度多く残業するか、4~5日休日出勤されるとポーンと飛んでしまします。

これを利ザヤで稼ぐようにすれば、60万は常に手堅く手元に残ることになります。 

 

え、残業や休出が多い? これがですね、IT業界ではよくある事なんですよ……

 

という業界構造になっている為、ポンポンと安い所に多重下請けをする程、手堅く利益が確保出来てしまうんですね。うーん、まさに利ザヤの毒に汚染された構造ですな。

 

 

発注元を食わせる為の多重構造

儲ける以外にも多重構造を使用する場合があります。

前述の様に、 4人で取りかかる程度の案件が存在すると仮定しましょう。

この4人は月に100万円必要です。しかし、お客様はそんなにお金を払いたくないので、「月当たり、90万円にしてくれんかね?」と言ってきたとします。嫌なら受けなければいいのですが、このご時世文句が言えない場合もあり、仕方なく90万円で受けざるを得ない場合もあります。

 

さて、90万円×4人で360万円となりますが、これでは100万円の人を4人食わせる事ができません。この場合、 4人中3人を月に80万円で賄える会社の人に置き換えるとどうでしょうか。 

360万から100万の人1人分を確保すると残りは260万円。これを80万円の人3人で山分けすると、以下のようになります。

 260万円ー80万円×3人=20万円

これで、100万円の人を1人食わせ、尚且つ20万のプール金が生まれました。利ザヤで儲けた時と比べると大幅に目減りしていますが、それでもマイナスにはなっていないのでこの業界では取り敢えずよしとする場合が多いです。

 

ピンハネで元受社員を食わせるという構造ですね。

 

ITに対する投資は、物理的な投資ではない為軽視される傾向があり、各企業から中々お金が出てきません。既に大きなパイは配り終えています。後は、こういう小さなパイを食い合うことになります。

また、クラウド化やミドルソフトウェアの高度化、内製化の推進により、SIerが食べるパイは一時的に減少していくでしょう。

(誰かが何かを作っている事は間違いないないので、IT業界としてのパイは存在形態が変わっただけでまだまだ大きいものです)

 

また、ピンハネされる社員は仕事量に見合った賃金を受け取れているのかは怪しい所です。今回の例では100万円が90万円という仮定でしたが、この下げ幅が大きくなり、それでもその仕事を取らねばならないジリ貧ゲームを強いられることになれば尚の事でしょう。

 

これが、SIerの将来が暗いといわれる原因の一つではないでしょうか。

 

 

なんかいい方法はないのか

銀の弾丸はありません。

強いて言えば、「理解あるお客様による適切な金額の投資」と「平均的なエンジニアとして生きれば何処の会社でもウエルカム」な風土がこの国に根付くこと位ですかね。

ITは企業運営上必要な投資と理解してちゃんとお金を出し、エンジニアも嫌ならサクッと辞めて新しい職場で再スタートが出来るようになれば、あんな負の連鎖は成立しなくなるはずです。

 

後は、「受けのIT業態」をみんなで止めることですかね。

情報技術なのに、コピペワーキングと管理の為の管理で悪戯にリソースを食いつぶすのはもう止めにしないか?

もっと、なんか、ワクワクする新しいことを生み出していこうぜ?

 

他にも方法はあるのでしょうが、私にはこの瞬間はこのくらいしか思いつかなかったです。厳しいですねえ。

 

 

ではでは。

仕事がつらくなったら思い出すこと

やあやあ。社会人してますか?

 

働くってつらいですね。色々な目に遭って、耐えられないことも沢山あると思います。

 

SIerに就職し、スクリーンショットを貼るだけの仕事で自分が何をやっているのかが分からなくなり、つらくなって辞めていった人を知っています。

顧客提出する試験の結果資料(物理)の整理しか一年間させてもらえず、その後いきなり実務にぶち込まれるも今まで何もさせて貰っていなかったので何も分からず、周りから能無しの烙印を押されて使い潰された後輩を知っています。

家にまともに帰れず、土日もなく、残業代をまともに貰えず気が狂っていなくなった先輩を知っています。

終わりがない案件で、一体いつ区切りが来るのか分からなくなって、燃え尽きて精神が灰になって倒れた人を知っています。

会社からの無茶苦茶なノルマを数十年耐えてきたが、子供の為に働かなくてよくなった瞬間、自分らしく働ける職場へ羽ばたいていったおっちゃんを知っています。

 

色んな人を見てきました。

IT業界とは実に業が深い業界です。

(まあ、この業界よりもえぐい業界も数知れずですがね)

 

私も、強靭な精神の持ち主ではないので、しょっちゅうつらくなります。どちらかというと、豆腐メンタルの部類だと思っています。

つらくなった時は、ある人の言葉を思い出すようにしています。

 

「あかんかったら辞めたらいい」

「一人くらいいなくても、会社は回る」

 

あかんかったら辞めたらいい

これ、凄く気が楽になります。そう、あかんかったら辞めればいい。

いや、気軽にぷー太郎になっていいという意味ではなく、今努めている会社に骨を埋める必要はないという意味です。

逃げ道がある。逃げてもいいんだって思うだけで、気が楽になりませんか?

 

 

一人くらいいなくても、会社は回る

実際には、キーマンが辞めるとその部署が回らなくなって壊滅状態になることは多々あります。ただ、会社がなくなるわけではありません。

前の言葉とセットで、辞めたきゃ辞めて構わんだろうと考えると、気が楽になりますよね。

 


 

当然、「家庭があるから辞めるわけにはいかんし」という人もいるでしょう。

そういう人は他の対価で誤魔化すといいのかもしれません。

とあるドラマで主人公がこう言っていました。

 

「腹が立ったら美味しいものを食べろ」

 

私もせっかくの休暇中に、こっちの予定を無視した好き勝手な業務押しつけが来たのでイライラしていましたが、よく冷えた梨をかじってジュースを飲んでごろごろして少しだけ気が落ち着きました。

 

食って解決するなら食えばいい。飲んで解決するなら飲めばいい。

機嫌よく飲みに行ける店があるなら、ぶらっと行くのもいいんじゃないですかね。

 

 

え、そんな金はない?

 

うーん、それはもう、仕事じゃなくて「生活がつらい」ので、別の解決策を模索しないといけないんじゃないかな?

 

 

ではでは。

何かを増やすより、何かを減らす運用にしよう

やあやあ。夏休みはありましたか?

私も二年越しで色々な圧力に勝って夏休みを取得出来ました。

みんな自分は休むのに、私は休ませてくれないんだから、ひどい話です。

 


 

話が逸れました。

 

皆さんは、日々の業務をどうやってこなしていますか。

 

とにかく邁進? それもひとつです。

体力が有る人は「一生懸命がんばります!」と仰ってくれます。

元気があって何よりです。

 

細かく事前に予定を立てて、その通りに進行? それもひとつです。

綿密な予定を立ててて、その通りにメンバを動かすことがマネジメントだと仰る方もいます。

 

前者の場合、真面目な性格で、なんでも一所懸命に頑張ってくれる人が多いように感じます。

それだけに沢山頑張ってくれるのですが、同じ所をぐるぐる回っている人も時々見受けられます。時間だけが過ぎ去っていき、満足なものが出てこないこともしばしば。家にさっさと帰らないので私生活が侵され、睡眠時間が削れることでどんどん泥沼に嵌っていく事も少なくありません。

この手の人は、「全部大切なんだ病」に掛かっている場合が多いです。

その真面目な性格故に全てのタスクが「全て大切な事」に格上げされてしまい、全てを一度に行おうとしてパンクし、無駄な作業が増えて溺れているようです。

 

一方、後者の人は几帳面な性格で、決まった事は必ず守るようにまっすぐ進んでいく人が多いように思います。

ただし、全てが細かく決まって見通しがよくないとすぐに立ち止まり、ずーっと考えている人も時々見受けられます。スケジュールの線を引き直しては考えを繰り返して、気が付いたら計画倒れで全部グダグダで、「と、とにかく全部やるんだ!」とメンバにふっかけていくことも少なくないように思います。

この手の人は、「計画病」に掛かっている場合が多いです。

あらゆる事が事前に分かっていなければいけないと信じ込み、その信念を貫こうとします。過去の汎用機の基幹系システムで成功を収めた人に多いようです。

 

どちらにも言えることは、「自分の仕事を自分で増やしている」点かと思います。

 

仕事を減らそう

まず、その仕事をやめましょう。いや、退職をするわけじゃないですよ。当然、サボるわけでもないです。

一所懸命なのは良いことなのですが、一歩業務から離れ、遠くから自分のしていることを眺めてください。

「それは、何かの価値を生み出す作業ですか?」

この問いに「No.」となる作業であれば、改善の余地があります。

 

仕事を減らそうとすると、「俺は昔は頑張ってた。お前らは今や楽な仕事の仕方をしている。それでいて仕事を減らそうなんて、言語道断だ」という根性論派が現れますが、取り敢えずそれには耐えましょう。

あまりにも五月蠅ければ、「私の残業時間が減れば、残業代が減って、結果的に利益が出ますよ」や、「みんなで早く仕事を終えて、○○さん(五月蠅い人)と飲みに行きたいんですよ」と言うと良いでしょう。根性論派の方は、飲み会に弱い傾向があります。

 

周りを懐柔できたら、次はあなたの番です。

 

最初に、自身の性格を客観的に捉え、泥沼にはまっている部分を改善します。

 

書類で苦しんでる場合

書類を書くのが苦手な人は、テンプレートと手順のメモを起こすといいでしょう。その通りに書けば一瞬で終わるように、コツを捉えておきます。その書類をマクロで半自動生成出来そうなのであれば、VBAなりなんなりを使って、自動化します。

反自動化派が必ず出てきますが、彼らは過去に中途半端なマクロで誰かに痛い目に遭わされた被害者の場合もあるので、その辺りの心情を上手く汲み取り、その上であなたはミスを出さないようにするといいでしょう。

 

やることが多すぎて苦しんでる場合

自分の仕事の優先順位が付けられずに困っている人は、優先順位表を付けるとよいです。

紙に「今すぐしないといけないこと」「今週中にしないといけないこと」「そのうちしないといけないこと」の3欄を用意し、そこに「何を」「誰と」「いつまでに」しないといけないのかを一枚に書いた付箋を貼りつけるようにします。

その付箋が「今すぐしないといけないこと」欄に集中するようでしたら、あなたの作業を把握してくれている別の人に見てもらい、その表を見てどう思うか聞くとよいです。大抵は、「今週中にしないといけないこと」か「そのうちにしないといけないこと」欄に移動しても差し支えがないことを告げられるでしょう。

聞いても、「全部今すぐしないといけない!」とかいう人はマネジメントが下手なので、さっさと手を引いた方がいいです。

 

この習慣を続けると、欄に入れる必要がない作業に気が付くことでしょう。

それは要らない作業なので、捨ててよいです。

欄に入っていても、「誰と」や「いつまでに」がはっきりしない作業も出てくるでしょう。「誰と」がはっきりしない作業は誰も求めていません。誰に聞いても「いつまでに」がはっきりしない作業も、やはり要らない作業です。それらも一旦やらなくていいので、ごみ箱に捨ててしまっていいです。

「いつまでに」を決められない、または「誰が」をはっきりしてくれない作業は、必要に駆られれば、必要な人が顔を青か赤に染めて走ってくるので、その時に対処してあげればいいです。

 

スケジュール倒れで苦しんでいる場合

スケジュールばかり引いて不安に陥っている人は、そのスケジュール表を破り捨てましょう。あなたは、スケジュールに線を引かされているだけです。目的と手段が逆転しているので、その習慣にもう価値はありません。

破り捨てた後、あなたが起こすべきなのは「デッドライン表」です。

仕事の事は一旦忘れ、料理の事を考えましょう。

あなたが今から料理をする場合、何が必要ですか?  最初に作るものを決めることですね。次は、それに必要なものをある程度ざっくりとまとめること。そして、足りないものは買いに行きますね? 次は? 調理場を片付け、仕込みをし、実際に調理に取り掛かりますか。その前に、その料理を誰がいつ食べるのかが重要ですよね。

そう、「誰が」「いつまでに」「どこまでできているか」が管理できれば、後はその場その場で考えて対処をすればいいわけです。

仕事も同じです。「いつまでに」のお尻だけに注目して、「誰が」と「どこまでできているか」の管理を行う方法に変えると、あなたのスケジュールを引く作業は減っていくはずです。

 

ここまで聞いてマイルストーン表と同じではないかと考える人もいますが、デッドライン表はマイルストーンをターム毎に敢えて置きません。これは、進捗の管理の為の管理が発生することを避けるための措置です。

 

毎週進捗管理の日がやってきては、その進捗が進んでいるか遅れているかに一喜一憂し、その微々たる遅れの為にメンバに残業を命じるマネジメントをしているのであれば、あなたはナンセンスです。

仕事は直線的な成果が出るものではありません。最初は立ち上がりが悪く、一定ラインを超えると一気に加速し、その後再び緩やかに減退していく事は、今まで痛いほど経験してきたのではないでしょうか。であれば、その経験を生かすのは、今です。

 

挫折もなく、今まで言われたとおりにやってきたら上手くいったというのであれば、あなたの成功体験はチームにとっての害悪なので、それを捨てるかあなたが去るかを考えた方がよいです。

 

あらゆるものの出来に不満を感じる場合

私もその手の人種です。ある程度完璧でないと気が休まらない場合はすごく簡単です。

「まあ、所詮こんなものか」と緩やかに捉え、「品質」または「価値」で絶対に譲れない部分以外はそのままにしておくのです。

 

その拘りは、第三者には伝わらないものです。アウトプットが一定ラインを超えていたら、その改善に対する優先度は一旦下げます。後から挽回出来る程度の事であれば、今は先を急ぎましょう。

 


 

数えられる程度の簡単なパタンにだけ、私の考えを述べてみました。

さて、みなさんも仕事を減らして、その余力で質を高めすような仕事の仕方に変えていきませんか?

 

ではでは。

他人のPC事情は助けてはいけません

やあやあ。おひさしぶり。

今日は自戒を込めてちょっと日記らしい事を書いてみようと思う。

 

他人のPC事情に関わってはいけません

IT業界に身を置いていると、よくありますよね。

「なんかPCがおかしいの。助けて!」

これが個人ならまだしも、世の中には人伝でよく分からない零細企業からお願いがくる事があります。

 

あくまで企業なのだから何処かの業者に頼めばいいのに、何故か個人の下に舞い込んで来る依頼。

最悪、個人に頼むにしても直接来ればいいのに、他人を介してしかお願いがこない。

 

カンのいい人ならすぐに気づくでしょう。

そう、彼らは最初からお金を払わずに自分たちの問題を他人に解決して貰おうと目論む、準犯罪者なのです。

 

今回の話は以下のようなお願いでした。

 

「企業としてスタートアップしたんだけど、新しいPCがプリンタにつながらなくてね。どうか設定してはくれまいか」

 

これを、人伝に頼んでくるわけです。

いや、簡単そうに見えるでしょ? でも、こういうのこそ断らないといけないんですよ。

 

まあ、何度も断ったのですが、

  • 「プリント出来るようにしてくれるだけで良いんだよ」
  • 「何故協力してくれないのか」
  • 「こんなに頼んでもやってくれないお前は非人間だ」

としつこく言って来るので最後は折れてしまいました。

 

無料じゃ受けないよ。報酬をちゃんと考えてねと言うと

  • 「何でも金か!」
  • 「意地汚い!」
  • 「何ぼ払えば気が済むんだ!」

と人間の屑のように言われたわけですが、そこだけは譲りませんでした。

 

現場到着

さて、自腹で現場に行きましょう。ええ、もう最初からあきらめているので、もうどうでもいいです。貴重な休みを奪われた挙句ですので、もうこの時点でため息。

 

現場に待っていたのは、少し古そうな複合機と低スペック機に無理やりWindows 8 64bitをインストールされた格安メーカー製PC。

取りあえずヒアリングをすると、「頑張って繋ごうとしたけど、新しいのに合うのがなかったから動かなかった」という意味は分からないが予測出来そうなアレゲな訴え。

先ず、何も分からんままWindows 8 64bit機を買ってくる辺り既に嫌なにおいがぷんぷん。

 

予想的中

Windows 8用のネットワークプリンタ用ドライバが公開されていない。64bitだから尚の事。古い機器と繋げってのはそれだけで嫌だ。

色々探すと、一応Windows 7用のものがあったので、それを互換モードで管理者権限起動。運よく、何とかドライバは入った。

 

さて、次は問題のプリンタと繋ぐとしよう。

PCにも、プリンタにも何やらケーブルが刺さっているようだ。試行錯誤していた人は、分からないなりにもネットワークを構築しようと頑張っていたらしい。

しかし繋がらない。どうやっても繋がらない。はてさて。

 

予想外DEATH

現実は、常に想像の斜め上を行っている。

PCからipconfigすると、自身にまともなIPが当たっていないようだった。

ケーブルが抜けているのかと追いかけていくと……

 

  [複合機]---(ケーブル)---[PC]

 

LAN LAN LAN直! 一本! LAN直!

この構成で、何処にもDHCPのサーバー機能を持ったまともな機器がいない。ああ、同じネットワークに最初から乗ってないのか……

 

機器がないですよ

少なくとも機器が欲しい。ルーターの類で構わないので、何かを用意して貰わないと。

 

「あの、機器が足りないです」

「PCとコピー機があるじゃないですか」

「いや、それとそれとを繋ぐ機器がですね」

「……電話しますので、お待ちください」

 

しばし待たされると、無言でズイと受話器を渡される。どうやら、この直結を行った自身の上司と話せという事らしい。

 

「えー、調査致しました所、PCと複合機が直接つながれていたのですが」

「線はあったじゃないですか」

「あ、いえ、直接つながれているのは適切ではなくて、間に機器を噛ませないとですね」

「へえ。そうなんですか」

 「ですので、機器を購入していただきたいのですが」

「それは、必要なものですか?」

「ええ」

「何に必要なのですか?」

「PCと複合機を繋ぐのにひつy」

「線で繋げばいいじゃないですか」

 

間違ってないけど! そうじゃないんですよ! ><

 

「あー……PCと複合機の間を取り持って繋いでくれる為に必要なんですよ」

「それは、いくらかかりますか?」

「そんなに高いのはいらないです。8000円もあれば十分です」

「……電話を代わって下さい」

 

 そして更にモニョモニョと喋った結果、「何か機器があったけど、不要だから使わなかったものがある」と伝えられる。

いや、そこでもまだ直結の非は認めないのですね?

 

その機器を見せてもらうと……たぶん、ルーター?

どうしても機器は買いたくないらしく、あるものだけでネットワークを構築。

ネットワーク空間を合わせて、設定は無事完了。

 

印刷完了

試しに何かを印刷してみる。うむ、快調快調。何だかんだでちゃんと動いている。

印刷結果と、相手に実際に印刷させて確認を取る。

「これで問題ないですね?」

「はい、ありがとうございます」

 

さあ、綺麗に完了だ。ここでいちゃもんがないのであれば、一旦要件は満たした。

 

「これで今回お願いされた事は完了です。いいですね?」

「はい」

 

よし。どうせ報酬は踏み倒されるだろう。これ以上は関わらないでおこう。

 

後日の恫喝

「お前がいけるといったのに、他のPCから印刷が出来ない。お前のせいで今日一日仕事が出来なかった。この落とし前、どうしてくれるんだ!!」

 

どうやら、その場になかった別のPCからプリントアウトが出来なかった。そのせいで今日は苦しんだから謝罪と賠償を(ry との事らしい。いやはや、私に何処までエスパーを求めているのやら。

 

Q1.あのときの用件は、Windows 8と複合機の接続で、Windows 8のPCから印刷を出来るようにしてくれと言う事でしたよね?

A1.そうだが、別のPCから印刷できないのはお前が悪い!

 

Q2.その別のPCは元から印刷できていたのですか?

A2.繋いでもいなかったし、確認もした事ないが、お前が悪い。お前が全部おかしくした!

 

Q3.接続検証時に「これで問題ないか」と聞きましたよね。そこで問題ないと仰いましたよね。

A3.お前は分かっていて黙っていたんだ! お前は私を陥れようとしている! お前は卑怯者だ! そうやって馬鹿にしているのだろう! お前は人間の屑だ! IT? なめんな、お前らみたいな人間の屑はくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」

 

Q4.そこに繋がれていない、要件にも上がらず、頼まれもしなかったPC。それも、その別のPCはあなた個人のPCですよね? そこまでは流石に分かりませんよ。

A4.お前のせいで今日一日を無駄にした! 無駄にした! 無駄にした!

 

Q5.そうですか。お代なんですg(ry

A5.金は払わん! 契約書は何処にある! (←書いてもらえていない)

 

 Q6.いえ、もうお代は結構ですので

A6.当然だ!

 

 

 

 

ええ、こうなるので気をつけましょう。

(´・ω・`) 後で謝って来ても、もう私はこの零細企業と関わるつもりはありません。

 

面倒くさい他人との縁が切れるのと、頭の線がキレそうになるのと、どちらが良いですか?

 

まともな手段で依頼をしてこない人たちは大体こうです。

絶対に他人のPC事情は助けてはいけません。いいですk……ん?

こんな時間に誰だろう?

 

ダレダオマエ、ウワ、オイ、ナニヲスルヤメr……ギャー

リーダーに必要なたった3つの条件

やあやあ。おひさしぶり。

今の仕事環境に満足してますか?

私は不満ばかりです。回りの挙動の遅さにやきもきする日々ですが、何だかんだでついてきてくれる人がいるので、私が好きな道をさっさと作って、そこに沢山の人を通して、私のやり方が潰されないように色々技術的に腐心しています。

 

さてさて、仕事の環境を評価する条件は沢山あると思います。

そのうちの一つ。「リーダー」

 

相性の良いリーダーの下で働けると、何か二倍も三倍も仕事が進んでいったりしますよね。まるで化学反応を補助する触媒のように、なぜかドンドン効率が上がります。

 

一方、良くないリーダーの下で働くとやる気がスポイルされて、精神力も体力も失われ、日々が穴を掘って埋めるだけの徒労刑のように感じられてしまいます。

 

さて、リーダーとは本来どこにいるものなのでしょうか。そして、どんな人がリーダーたらしめられるのでしょうか。

就活の面接ではよく皆が「リーダーシップを発揮した経験」を述べたりしますが、リーダーなんてのはそんなにそこらじゅうにいるとは思っていません。

 


 

本来、リーダーは経験ではなく後天的な才能であると私は考えるからです。

そして、その才能は3つの能力から構成されているのではないかと考えています。

 

題して、「リーダーに必要なたった3つの条件」。

 

1.創造力

一つ目に創造力。この創造力とは、新しいアイデアを出す力ではありません。

現実を変える力」です。

あなたの周りにいませんか?

 

  • 何故か気がついたらそいつのペースに乗せられている
  • 何故か気がついたら自分の仕事の仕方が変わってきた
  • 何故か気がついたらみんなのやる気が代わってきた
  • 何故かあいつの周りだけ世界が違う

 

そんな人がいたら、きっとその人は自分の周りの世界を創造しています

 

世界とは、ある視点において五感によって入力された情報を元に脳で処理を行った後の情報であり、世界そのものは各個人の脳の中に構成されていきます。

当然、環境に強烈に左右されますが、言い方を変えれば「誰かの手によっても左右される」わけです。

 

世界を創造する能力を持っている人は、他人の世界を変えていきます。

変えられる人が前向きに力を行使すれば、問題は解決し、意識は変わり、行動や思想、感情までもが変わっていくことでしょう。

 

 

2.カン<観>

世間的に言う「カンが鋭い」のカンは「勘」ですね。こちらも重要です。

皆さんもご存知の通り、普通の人の「勘」は外す事があります。

故に世間では「勘を磨く」とか「勘を働かせろ」と言う人がいますが、こればかりは生まれつきのスキルだと考えています。

 

でも、たまにいますよね? ある種第六感の予言に近いレベルで物事を言い当てる人が。根拠を問う手も納得できる理由ではない。にも拘らず、心臓を抉られるレベルで言い当てられる。

これは「」。

見方や様子の捉え方の力が働いているからです。こちらは鍛えられるものと私は考えています。

 

「観」が働く人は「他人を見極める力」に優れていたり、「このままでは危ない目に遭いそうだな」と危機察知能力に優れていたり、「これくらいの仕事なら、これくらいの投資でこれくらいの利益があるな」と見積もり能力に優れていたりします。

 

彼らは自分の外側の世界を観察し、その微細な変化を機微に感じ取り、その情報を元に判断を下す事が出来ます。

 

彼らのソレには根拠なんてありません。ただひたすらに感じ取っているだけなのです。

 

 

3.詐欺師

最後は詐欺師スキル。

話術やら人員配置やらで他人を上手くそそのかす事が出来る能力です。

  • 何故かよく分からないけどこの人に言われると出来る気がする
  • 何故かよく分からないけどこの人に言うと不平不満が解消された気がする
  • 何故かよく分からないけどこの人に説明されると将来が明るく感じる
  • 何故かよく分からないけどこの人に業務内容を説明されるとワクワクする

こう感じる人がいれば、上手くそそのかされているのかも知れません。

でも良いじゃありませんか、気持ちよく仕事が出来るなら。

気持ちよく仕事が出来るなら、能力が十二分に発揮されていくことでしょう。

 


 

私が考えるリーダーとは、上記の3つの条件を兼ね備えている人だと思います。

どうです? あなたの望むリーダーがいないなら、あなたがリーダーになってしまえば良いような気がしてきませんか?

誰も教えてくれないWindows 7 x SSD x RAID5チューニング

あやあ。

SSDでRAID5は組んでいるかい?

 

【関連】

 

 

喜んで組んだもののベンチマークを取ってなかったなと思い、CrystalDiskMarkで検査を行ってみたよ。当然、確認は実運用に近い状態で。アンチウイルスも普通に動いているし、ブラウザも動かしながらベンチマーク

え? 最高値の為にはそんな事してたら云々かんぬん?

そんな値でドヤ顔しても意味ないでしょ。そんな状態で運用しないんだから。

 

では結果。

f:id:white_raven:20130818023239p:plain

 

 

あれ? なんか4KのWriteが凄く遅い気ががが

というか、Writeが全般的に低スコア。おかしいな、SSDでRAID5なら、もっと速度が出るはずなのに……おかしいな。体感は悪くないんだけどなあ。

 

何だかんだでそれなりにお金掛けたんだから、もう少し速度が出てくれても良いんじゃないかなー。ね? もうちょっと頑張れるよね?

(冷や汗をかきつつディスクに問いかける)

 

仕方ない。チューニングを本気でやってみようか。

 


 

仮説1:データストライプサイズの拡大

サーバを組む時、RAIDを使用する場合はstrip sizeの大きいHW RAIDボードを使用する方が、速度的に有利であることを経験則で知っている。

ので、先ずはRAID5の設定変更から。

再構築が必要なので、システムバックアップ→復旧を使用しながら、M/Bの設定を変えてみる。

 

初期構築ではstrip sizeは、マニュアルお勧めの64KBで作成していた。

GIGABYTE GA-Z87X-UD5HIntel Z87 SATAコントローラを使用してIRST Option ROMよりRAIDを構築する場合、strip sizeは16KB・32KB・64KB・128KBが選択できる。

64KBの次は128KBなので、それで行ってみよう。

 

再構築後、復旧を行って再度ベンチマーク

f:id:white_raven:20130818025056p:plain

 

  Read [MB/s] Write [MB/s]
strip size 64 KB 128KB 64 KB 128KB
Seq 1172 1057 108.2 68.56
512K 635.8 558.4 73.53 53.51
4K 25.84 25.51 11.97 11.57
4K QD32 299.8 430.9 72.9 75.81

 

f:id:white_raven:20130818030410p:plain

f:id:white_raven:20130818030417p:plain

 

4K QD32はそれなりに改善されたが、依然他の項目が低い。(寧ろ、悪くなった)

つまり、strip sizeのみがこの速度低下の原因ではないようだ。

 


 

仮説2:IRSTの設定

 IRSTの変更可能項目は、主に以下の3つである

  • リンク電源管理 (Link Power Management)
  • 書き込みキャッシュバッファのフラッシュ (Write Cache Buffer Flushing)
  • キャッシュモード (Cache Mode)

strip sizeは128KBのままで、こちら3つを色々弄ってみることにしよう。

条件は以下のように設定した。

 

 
strip size 128KB
LPM enable disable
WCBF enable disable
CM off readonly write through write back

 

f:id:white_raven:20130818025056p:plain

 

f:id:white_raven:20130818032604p:plain

 

f:id:white_raven:20130818032615p:plain

 

f:id:white_raven:20130818032626p:plain

 

f:id:white_raven:20130818032644p:plain

 

f:id:white_raven:20130818032655p:plain

 

  Read [MB/s] Write [MB/s]
 
sprit size 128KB
Seq 1057 1035 1043 1038 1040 947.1 68.56 69.04 74.70 71.51 72.24 428.5
512K 558.4 555.3 562.6 562.0 560.8 571.5 53.51 53.26 55.91 54.84 55.54 80.30
4K 25.51 25.90 25.17 25.20 25.40 25.13 11.57 11.93 11.82 12.02 11.70 75.46
4K QD32 430.9 426.5 439.7 440.7 427.5 438.7 75.81 75.42 76.86 77.01 76.66 99.47

 

f:id:white_raven:20130818034054p:plain

f:id:white_raven:20130818034110p:plain

 Read自体は各々の差はあまりないように感じるが、Writeに関しては[ライトバック]を適応した時が他に比べて明らかに改善されている。

この差は、どう考えてもレベルが違う。

 

つまり、ライトバックを有効にすることが、RAID5に於けるチューニングの第一歩なのだろう。

ライトバックを有効にするには、書き込みキャッシュバッファのフラッシュを無効にすることが条件となる。リスクはあるが、個人のPCである事を前提とすれば、この改善度合いを考慮するとメリットの方が遥かに上回る。

 


 

検証1:SSD利用時のstrip sizeの理想値探索

 IRSTの設定は分かった。この設定を前提条件とし、strip sizeの設定がどのような影響を及ぼすのかを検証してみたいと思う。

 

sprit size 16KB 32KB 64KB 128KB
LPM disable
WCBF disable
CM write back

 

sprit size:16 KB

f:id:white_raven:20130818035329p:plain

 

sprit size:32 KB 

f:id:white_raven:20130818035503p:plain

 

 sprit size:64 KB 

f:id:white_raven:20130818035529p:plain

 

sprit size:128 KB 

f:id:white_raven:20130818032655p:plain

 

  Read [MB/s] Write [MB/s]
strip size 16KB 32KB 64KB 128KB 16KB 32KB 64KB 128KB
Seq 1083 1057 1039 947.1 463.5 460.9 477.8 428.5
512K 551.1 692.8 647.8 571.5 113.9 104 89.83 80.3
4K 24.99 25.59 24.6 25.13 74.41 75.16 73.61 75.46
4K QD32 442.8 452.1 461.6 438.7 98.86 98.82 96.26 99.47

 

上記の結果をスコア換算してみる。

  random (r/w) total (r/w)
16KB 0.90 0.96
32KB 1.00 1.00
64KB 0.96 0.98
128KB 0.89 0.90

 スコアで見ると、strip sizeは32 KBにするのがこの環境では有利である可能性が高いと考えられる。

 


 

以上の結果より、 RAID5をstrip size 32KBで組み、IRSTでwrite backを有効にするのが、最もパフォーマンスが出ると判断出来る。

 

いやはや、今までのセオリーはSDDには当てはまらないようです。

てか、何処にも書いてないし、誰もちゃんと調べてない気がするなあ。

自作系の雑誌とかでも、結局は単独運用での最速ベンチばかり。チューニングやら細かい設定やらは全然詰められていないですので、アレを見てもあんまりアテにならないってのが、今回の検証でよく分かりました。

 

 

と言うことで、私のマシンはそれなりの値に達しました。

皆さんのマシンはどうですかな? ではでは。