自作PCを組み直したよ(見積もり編)

やあやあ。

久しぶりの投稿だなあ。

 

 

最近現場のPCのリプレイスが激しくて、私の手元にもWindows7Intelな開発環境が回ってきた。仮想環境をバリバリ使いながらストレスがほぼない状態で設計や開発が出来、実にありがたい。

 

という事で、私個人の母艦PCも大分古くなってきたので、これを機にリプレイスしようかなと色々考えるようになった。

しかし、最近の自作市場は酷い。円安の影響か、輸入パーツがどんどん値上がっている。収入が増えないのに支出だけが増えていくってのも実にアレな話だが、欲しい物は仕方ない。

 

先人は仰いました。

「欲しい時が買い時だ」

「考えて買うな、買って感じろ」

「取りあえず買ってから考えるんだ」

 

うーん。迷言、もとい、名言の数々。

思い立ったら即行動に移すとしよう。

 


 

CPU選定

私の自作の知識は、AMDがAthlon64x2 (K8世代)なBlack Editionを出した辺りで終わってしまっている。

ので、まずは情報収集から。

 

AMDPhenomから次世代コアへ思想をシフトさせた辺りから、コンシュマユースではIntelのCore iシリーズの方が有利になり、個人用のPCを入手するのであれば、 2012年以降はどう考えても Intel軍門に投降した方が有利なようだ。

モデムでピーヒョロロローの時代からAMD信者をやってる私としては中々辛いものがあるが、熱コストとかを考えるとさっさと諦めてしまうのも一つかも知れない。

 

AMDで自作をするときは、SocketはAM2かAM2+かAM3くらいが理解出来ていれば大体どうにかなったもんだが、Intelの場合はSocketの規格がアーキティクチャの更新と共に切り替わっていくようで、その時の最新の規格で揃える必要がある。

 

ここ最近で比較的入手が容易なのはIntelHaswellアーキかなと考えたので、LGA1150で一台組むことにした。

どうせ組むならそこそこ長い間満足して使いたいので、CPUはCore i7 4770Kで即決定。

「Haswellもダブルグリスバーガーになっちゃうらしいぜ」みたいな情報も耳に入ってはきたけれど、冷静になれば今は性能を求めたときにAMDの方が爆熱になってしまうので、特に気にすることはない。

 

最悪、どうしようもなくなれば殻割りしてしまえばいいのだ。

 

え? 本当は殻割りしたいだけなんちゃうんかって?

 

ええ、殻割りしたいだけですが、なにか?

(よく訓練されたAMD信者なら、CPUのパタンカットやショートカットは基本技術だし? 寧ろ良いおもちゃじゃないか!)

 


 

チップセット選定

完全に話が脱線したので、見積もりに戻ろう。

CPUはIntel Core i7 4770Kで決定だ。これは揺ぎ無い。正直、Haswellで母艦を組むならこれ以外を選ぶ理由はない気がする。

 

となると次はチップセットだ。私が自作をバリバリやってた当事は、チップセットといえばnVidiaがとかVIAがとかSiSがとか語ったもんだが、最近はIntelならIntelAMDならAMDのものを選ぶことになるようだ。

今回はIntelでHaswellなので、Z87、H87、B85の中から選ぶことになるようだ。

スペックだけを考えると、Z87かH87の2択になる。特にオーバークロックは必須条件ではないが、Z87はオーバークロックが前提となった設計がされているM/Bがほとんどだと思われる。

ということは、Z87が積まれた板から選んでいけば、電源周りが強化されたものが多くなるはず。ハードレベルでの安定を考えると、Z87の方に分がある気がする。

 

Intel 8シリーズのチップセットには不具合があるという。

しかし、その条件としてOSがWindows 8であることが次に必要になる。

Windows 7で組むつもりなので、この辺りは恐れる必要はなさそうだ。

 


 

M/B選定

チップセットはZ87で行こう。

次はM/Bのメーカである。

思いつく限りでは、ASUSASRockMSIGIGABYTEIntelくらいか。

このあたりは大体好みでいい気がする。基板は芸術品だ。良い設計がされた基板は、部品の配置も良く、美しい。

ぱっと見で美しいと思ったものを重点的に調べていくとしよう。

最低条件として、PCIが1レーン以上、SATAが8ポート以上存在することを条件としよう。

 

そこで浮上したのがこちら、GIGABYTE GA-Z87X-UD5H

M/B上に電源S/Wが存在し、リセットスイッチやBIOSを切り替えられる物理S/Wが実装されている。基板を眺めて感じる、CPU周りの電源設計の堅さも魅力的だ。

 

もうこれで行こう。うん。

 


 

メモリ選定

ここまできたらメモリもそこそこ安全牌を引いておきたい。

かと言って、高価なメモリを選んで積む量を削るのもなんかいやだ。

理想は、8GB x4で32GB実装。

となると、1本辺り6000~7000円程度のコストパフォーマンスがよさそうなシリーズを選んだほうがよさそうだ。

 

ここで浮上するのが、CFD W3U1600HQ-8G。ネイティブで1600対応というのが美味しい。しかも、CL9でヒートシンク付きだし、少しお得感がある。

チップはelixir。DDR3ならこいつを選んどけば、そこそこいい線を行ってくれるはずだ。一応選定品らしいし、使う前にチェックしておけば良いし、ね?(と、自分に言い聞かせ)

 

※2013.8月現在、メモリの単価は値上げの一方です。欲しけりゃさっさとIYHすべき。

 てか、去年の11月は6000円以下だったじゃねえかよこんちくしょう

 (つД`) 張りぼての好景気で金融経済だけ好調で、実体経済は円安の打撃しか

 受けてねーじゃねーか、バカヤロー。てか、何で台湾産なのに打撃受けてるの!?

 (これで来年には消費税アップだもんな。いつ買うのか。今でしょ!?)

 


 

ディスク選定

今までの環境は、OSを80GBのHDDにインストールしていた。

救出時のことを考えた容量設定だったが、最近はそんなことを気にする必要はなくなったので、好きな大きさにしたいと思う。

 

最近はHDDよりも高速なSSDが現実的な容量で、私でも十分購入できる程度の値段に近づいてきているので、今回はHDDに拘らないでいこうと思う。

EeePCの改造でSSDの威力を知ってしまったので、選ばない理由がないですしね。

 

理想は250GB程度のSSDを4台積んで、RAID5で750GB運用ですかね。出来れば、お手ごろな値段で、かつMTBFの長い耐久性の高いものを選びたいところ。

 

そこで有力なのがSanDisk SDSSDHP-256G-G25AZです。

値段は1台で1.6万円程度。MTBFは200万時間。速度はまあまあ良い方ですが、世間で流行っている代物と比べると若干難あり。

でも、RAID5で組むから、その程度ならカバー出来そうかな。 

 


 

電源選定

ついでなので電源も買いなおそう。

理想は750W。PCケースはP183を愛用しているので、それに入る奴を選びたいところ。

その他の希望を挙げ連ねるならば、「Haswell対応」「静音」「プラグイン方式」「日本産コンデンサ105℃品使用」「80PLUS GOLG以上」であろうか。うーん、実にわがまま。

でも、電源だけはある程度拘った方がいい気がする。2万円前後で入手可能なものを選ぶと良いかもしれない。

割高に思えるが、こればっかりは投資対象だ。電気製品なので、電源の安定性は重視したい。

 

そこで私が選ぶのはSeasonic Xseries KM3 SS-750KM3

比較的入手容易で、上記条件を満たしてくれる。さあ、遠慮せずポチろうか。

 


 

CPUクーラーとグリス

この辺りは妥当な線で適当に選んでしまった。

CPUクーラーは

  • 取り付けるのが楽そう
  • トップフローでもサイドフローでも設置可能そう
  • 12cmファン
  • お手ごろ価格

という条件で、Enermax ETS-T40-TBを選択。標準ファンが五月蝿いと言う噂だけど、五月蝿ければ交換すればいいので気にしない。

 

グリスはProlimatech PK-3 Thermal Compoundを選択。

これは純粋にスペックに惹かれた。

Thermal Conductivity 11.2 W/m-℃
Thermal Impedance 0.013 ℃-in²/W

 実に優秀なスペックじゃないか。これが本当なら期待できる気がする。

 

 

 

そんなこんなで以上の選択。

その他細かい色々な物を入れて、組み直しに必要な値段は、凡そ20万円。

 

うひゃー、ほぼ一から組み直すとは言え、思ったより高くついたなあ。

それもこれも実の伴わない円安のゲフンゲフン

 

ぼやいても仕方ないので、この構成で行ってみましょうか。