SSD x ext4 x trimのお話

前回の記事で記述したext4を選ぶ利点についてのお話です。

 

なぜ、ext3よりも遅いのではないかと揶揄されるJFSを選択するのか。

私は今回、以下の理由からext4を採用しました

  • SSDでtrimを有効にする
  • ファイルタイムスタンプの分解能を上げる

今回、SSDを採用しているので、 trimの有効化は必須条件です。

次に、ファイルタイムスタンプの時間分解能ですが、これは過去に仕事で泣かされたことがあったので、時間分解能は上げられるだけ上げたい派になっています。この話はまたいつかするかもしれません。ま、これに関しては信仰のようなものなので、読み流していただいて良いかと思います。

 

SSDでtrimが必要と言う話ですが、このtrimってのが何ぞやというお話をしてみたいと思います。

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SSD内部では、上記のような現象が生じてしまいます。

SSDは何のエリアを前もって勝手に掃除して良いのかをOS側から教えて貰えれば、この現象は解消されると思いませんか?

その教えるための手段が、trimなんです。

(かなり荒い説明)

 

で、このtrimを有効化するにはどうするかなのですが、/etc/fstab を編集します。

編集内容は、UUIDが記述されている行のoptionsにdiscardを追加。 

 

元が 

#<file system> <mount point> <type> <options>                 <dump> <pass>
UUID=hogehoge   /             ext4   errors=remount-ro         0      1

こうなっていれば

#<file system> <mount point> <type> <options>                 <dump> <pass>
UUID=hogehoge   /             ext4   discard,errors=remount-ro 0      1

このように編集します。

 

Lubuntuで該当のファイルを開くのであれば

sudo leafpad /etc/fstab

ですかね。

 

え、「leafpadって何?」って? Ubuntu系の資料を読んだらよくgeditって出てくるじゃないですか。アレの代わりですよ。

leafpadgeditよりも遥かに軽量です。ええ、Lubuntuはこんな細かい所まで軽量化にこだわってるんです。

 

軽量とか言うくせに、ext4を選択してるのでext3よりももっさりしてしまいます。

これは、I/Oバリアがデフォルトで有効になっている為なのですが、その点については改善方法(デメリットもありますが)を次回にお話したいと思います。

 

ではでは