SSDへLubuntuをインストールする時に意識した事 ~swap/JFS編~

前回の続きになります。

 


 

前回はSSD(Solid State Drive)のインストール(物理)の話でした。

今回はLubuntuを実際にSSD換装したマシンに入れるときに気をつけたいことを書いてみます。

 

SSDと言えば、自作erなら性能(スペック)が先ず気になるのですが、インフラ屋に一瞬でも足を踏み入れた人種は耐久性が気になったりします。

SSDは動作原理上書換限界が存在し、酸化膜が劣化するとデータが電子の藻屑になってしまいます。HDDの場合は不調になってもデータを救出することが可能な場合が少なくないのですが、SSDの場合は原理上極めて困難(ほぼ不可能)だったりします。

 

となると、やはり書換え回数を減らしてやりたいなと思うのです。

ではどうするかなのですが

 

小手先のカスタム以前に、

インストール時にswap領域をdisk onで切らない

 

これに尽きると思います。

最近のUbuntuLinuxはインストールがかなり容易になり、ほぼインストーラにお任せお任せで勝手にインストールを終えてくれたりします。

ちょっと昔ならどのディスクにどれだけで論理を切って、どれだけで何を割り当てて~ としないといけなかったのですが、そういうのは今は要らなくなってしまったので、何も考えずにインストールしてしまうとswapが作られてしまいます。

自身でディスク上の配置構成を決められるモードでインストールを行うと良いです。

 

今回私は面倒だったので、ディスク全体を / (root) としてマウントさせてインストールを行いました。お遊びなのでそこまで真剣には考えていません。もし、 /home や /usr をちゃんと論理を切って配置したいなら、それも良いと思います。 この辺りは個人の裁量でやってみれば良いと重います。

ただ、絶対にswapだけは切らないSSDの場合はきっとそちらの方が良いと私は考えています。

 

それに、それを意識して前回の改造でメモリを増強してるわけですからね。省リソースなLinuxでLubuntuを選択しているのに、メモリ増強とかしたのはこの辺りが理由です。 有り余る程広大なメモリ空間を与えれば、Lubuntuがおいたをする事は先ずありえませんからね。

 

swapの話もさることながら、JFS (Journaling file system)の話も一緒にしておきたいと思います。

Linux x SSDを使用する場合、JFSを使用するときはext4 (4th extended file system)を選択する必要があります。これは推奨ではなく、ほぼ必須条件だと私は考えています。

え、ext3よりext4の方が遅いらしいじゃないかって? いや、SSDのときは騙されたと思ってext4を選んでください。

次回の記事で説明とかとかさせて頂きたいと思います。 

 

ではでは